ドキドキの瞬間〜その時彼らは〜


++井ノ原快彦ver.++2005.3.17






今日、俺は風邪をひいてしまった。

ちょっと昨日だるかったからな…。





う…。そうとうヤバイみたいだよ(泣)



とりあえず俺はに【HELP】の電話をした。

うつしちゃったらヤバイけど、冗談抜きできついよ…。

鍵は開けといたし、には勝手に入ってきていいって言ってるから、いいよな。


そんなこと考えてたらマジで苦しくなってソファーにうなだれた。













パタン。


あ、来てくれた。


遠い意識の中でそんなこと考えてた。


「ちょ…イノッチ!?大丈夫?」

快「ん…あ、…。ごめんね。いきなり呼んじゃって…」

「何病人が気ぃつかってるのさ。それより、立てる?」

快「ちょっと無理かも…。」



普段は思いっきりはちゃけちゃってるのに、今日はそんな元気なくて。


こんなかっこ悪い姿見せたくなかったな。って今頃後悔した。


とりあえず、照れ隠しに笑っといた。




「う〜〜(><)」



は俺を一生懸命動かそうとしてる。ベットに連れてってくれるつもりなのかな(汗)

いくらなんでも、俺男だし、の力じゃ無理だよ(苦笑)

「だ、ダメだぁ…。」


やっぱり。



「あ、そうだ。」





そう言って、誰かに電話しはじめた。誰だろう…。



そして、15分後俺の家に誰かやってきた。俺はすぐに声でわかった。




「何?井ノ原風邪だって?」



「はい〜〜。そうなんです…。すいません、せっかくのオフなのにいきなり呼び出しちゃって。」

松「いやいや、のお願いならなんでも聞いちゃうよ(笑)」



そう、俺の親友TOKIOの松岡昌宏。なぁにが、だ。きやすく呼んでんじゃねぇっつーの。


「今日も一段とワイルドでv」

松「おv好み?」


そんな話すんなよ。なんかムカつくじゃん。


「わりと(笑)ってそんなこと言ってる場合じゃないんです(汗)」

松「おっ、そうだったな(笑)で、何すりゃいいの?

「とりあえず、イノッチをベットにはこんでもらえます?私じゃビクともしなくって…。」

松「おやすいごようで。」



「ほらしっかりしろよ」っと俺に声をかけながら、松岡はベットまで運んでくれた。



「ありがとうございます(汗)」

松「ちょっと熱高いみたいだから、俺薬買ってくるわ。」

「いや〜。すみません。」

松「その間…二人だけど…。大丈夫だよね?」

「へ?」

松「ま、一応あいつも病人だし。立てないほど辛いみたいだから大丈夫か。」

「はい………?」



そうだよ。俺は病人だよ?だからなんだっつーの。俺は井ノ原快彦だ。(←ちょっと頭いっちゃってる)

しっかし、もわかってないな(笑)

わかってないほうが、いいけどね〜。






松岡が薬を買いに俺の家を出て行った。



が奥で何かしてる。



一時したら、いきなり俺のおでこがヒヤッとした。


快「ん…。」


俺はゆっくり目を開けた。


「あ、気づいた?大丈夫?」

快「大丈夫…じゃないみたい。」



が水で冷やしたタオルを俺のおでこにのっけてくれたみたいだ。すげぇ気持ちい(笑)





「今、松岡くんが薬買いに行ってくれてるから。」

快「そっか…。あいつにカリ作っちゃったな(苦笑)」



とりあえず、笑ったけどには無理してるのが分かっちゃったみたい。

少し、の表情が暗くなった。

でも、心配して俺の顔をのぞきこんでくれるにムラっときた。


快「一つお願いがあるんだけど…」

ごめん。。今の俺の理性は役に立たないみたいだ。

「ん?何?」

快「……お……け……て……」

『顔近づけて』と言ったが、声が出ない。

「お…け…て…?何?聞こえない。」


そう言って、は俺に顔を近づけた。




なんて都合のいい(笑)



なんて、思ってたら自然に俺の手がの顔をとらえて…































思わずキスをしてしまった。




































って言っても、そうしようと思ってたんだけどね。

でも頭でこうしようとか考えてるのとまったく違うように、ひとりでに体が動いた感じだった。































「!!!!!!(/////)」

快「ゴメン……」


どうしたらよいのかわかんなくなって、とりあえず謝って目をつぶった。


の手を握って。


怒られるかなって思って構えてたけど、


「…っとにもう…。調子狂うな…。怒ろうにも怒れないじゃん。」


はこう言って俺の手を握り返してくれた。

それがとても心地よくて、すぐに俺は深い眠りについた。























































































































「い………ら…。いの…ら…。お…い。」

誰かが俺を呼んでる…。

松「おい。井ノ原。薬だぞ。くーすーり。ほら起きろ。」

快「んぁ?」

なんだ松岡か(笑)


松「飲めよ。」

快「あ、ありがとう。あれ?は?」

松「熱っぽいとか言って帰った。全然元気みたいだったけど。」

快「ふーん。」

松「お前…まさかとは思うけど何かにした?」


やばい。ちょっと感づかれたか?


快「…寝る。」

松「おい!こら!シカトするなよ!」

快「き〜つ〜い〜(−д−|||)」

松「てめぇ…。治ったら事情聴取だからなっ!」

快「……………………。」

松「…寝たふりかよ。」


とりあえずばっくれた。































唇が触れるだけの、軽いキスだったけれど、

俺はなんかすんげぇうれしかった。

あ…。に風邪うつっちゃったらどうしよう。















でも


























が悪いんだ。あんな心配そうな顔して、俺を見るから。






















++あとがき++
イノッチ視点です。
ってかイノッチ人のせいにしちゃってます。
『唇が触れるだけの、軽いキスだったけれど』ってイノッチ欲張りすぎだよ(呆)
松岡くんの事情聴取も気になりますね。
イノッチは白状したのでしょうか?(笑)




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